『第一財経YiCai』は中国最大のビジネス・クロスメディアです。
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新着情報

  • 2025.6.27

    中国が学ぶべき「日本の旅行」の 3つの視点

    日本の旅行は自然や文化の体験だけではなく、丁寧な「おもてなし」がビジネスの核となっています。その本質を学び、拙速な模倣ではなく、地元の特色やストーリー性、魅力を訴求する姿勢が肝要です。北海道は「風景叙事やインフラとサービスの充実」、京都は「スロー体験型の歴史と先進の融合」を展開しており、それらの旅行者への細やかな配慮やストーリー性のある体験、空間づくりが中国観光業の模範として注目されています。

  • 2025.6.18

    「輸出から現地共創へ」の転換を加速…日本IPの中国戦略

    日本の人気IP(知的財産)が中国市場で大きな収益を上げています。バンダイナムコのドラゴンボールなど、各社11のIPが2023年には計4290億円の売上高を記録し、円谷プロのウルトラマン関連商品はカード市場でも高成長を牽引。IP市場全体では競争激化と淘汰が進む中、サンリオや円谷プロは中国向けにローカライズや体験型イベントを展開。現地企業との共創体制の構築を重視しており、日本IPは「輸出から現地共創へ」の転換を加速させています。

  • 2025.5.26

    工場、製造業の「見学ツアー」による、新成長戦略

    中国で「工場見学ツアー(工厂游)」が人気を集めています。テスラや蔚来などの大手自動車メーカーは、工場をブランド体験の場として公開し信頼構築を図り、日本の「白い恋人」工場のように、教育や観光を融合した取り組みも注目されています。こうした工場ツアーは、製造業の観光資源化による新たな成長モデルとして、中小企業や地域活性化にも貢献。一方で、生産との両立や運営ノウハウなど、継続的な工夫が課題となっています。

  • 2025.5.22

    世界最大のラーメンチェーンを目指す「吉野家ラーメン」

    吉野家は2035年までに「世界最大のラーメンチェーン」を目指す中期計画を発表しました。現在ラーメンの売上は全体の4%(約80億円)ですが、2029年度には13%(約400億円)への拡大が目標で、売上・利益を5年で10倍に引き上げる方針です。このため、過去には世田屋ラーメンや製麺企業など17ブランドを買収し、製造体制を強化。中国を含む海外展開も加速し、牛丼中心のビジネスモデルからの脱却と多角化を進めています。